のらのわ耕舎の鶏と野菜の良い関係

明日香村に鶏500羽と共に農業に向き合う農夫の日々

入雛

入雛と書いて にゅうすう と読みます。
また、淘汰と書いて とうた と読みます。
鶏の仕入れと、廃鶏のこと。
家畜業はこの繰り返しで成り立っています。
僕たちが営む地の上で飼う平飼いは卵を産み始めてから一年ほどで卵の質が(見た目の問題)が落ち始めるので淘汰となります。
世の一般的な檻にいれて飼うケージ飼いは卵を産み始めてから二年ほどで淘汰するといわれています。

はて、ここで疑問が。

鶏はストレスに非常に敏感な動物なはず。平飼いだと夜中に狐や猪がきただけで翌日の産卵に影響が現れるほどなんですが…。
なのに檻に入れられ身動きも出来ず、食べたいものも選べない環境で二年も卵を産み続けられるのでしょう。

以前、ケージ飼いのプロの方にお話しを聞く機会があったので、思い切って積年の疑問をぶつけてみした。
その方曰く、温度、湿度、日照時間をしっかり管理すれば、ケージの中の方が鶏にとっていい…。その証拠にケージ飼いの鶏はピカピカの卵を二年間産むのだと。

なるほど、なるほど、うーん、うん?

やっぱりガッテンいきません。
こうなったら鶏にとっていいかどうかは二の次にして、飼う側にとってどうかっ てことで、僕はやっぱり遊んでたり日向ぼっこしたりする姿が見れる平飼いの方が断然 良い。

そんな楽しい仕事場に昨日、新しい顔が!
いつもは優しいクロさんが、なぜか新入達を見る目がハンターの目に
ちなみに、鶏達はこんな感じでやってきます