のらのわ耕舎の鶏と野菜の良い関係

明日香村に鶏500羽と共に農業に向き合う農夫の日々

苗づくり

今年も苗箱作りの季節がやってきました。
今回は苗代から手伝わせてもらい、なかなかハードなGWとなりました。

まず、苗代になる田んぼに水を入れ土ををこねます。

こね終わり

竹を使って表面をならして完成〜。

その翌日、皆で籾まきをしました。

待ちに待ったお昼ご飯。
それぞれの持ち寄りのお昼ご飯は何よりのご馳走です。
苗箱を作り終え、昨日用意した苗代へ運び
養生して今回の苗箱作りは終了です。

毎年のことですが、勉強になります。
去年分からなかったことが今年わかり、さらに翌年気づいていなかったことに気づく。農業は毎年ちょっとずつです。

夏の始まり

といえば、そう 草刈り。
明日香村での草刈りは法面に始まり法面に終わるほど斜面が多いです。
実際 耕作地よりも法面の方が多いなんてことも多々あります。
1/2勾配は当たり前。ほぼ90°やーーん!なんてとこもチラホラ。
今日は、これから始まる草刈りという名の長い戦いにむけて、全面1/2勾配の法面をチョイチョイっと、やっつけてやりましたわ!

どうだ!こんちきしょう!今夜は飲むぞ(炭酸)!
強がってはみたものの、疲れた〜。


横で収穫を間近に控えたエンドウ達が見守っています。

恨めしや〜 その後


とりあえず、排水溝に落ちた土はかき出せました。

さて、次は崩された畔の補修です。

もともと長年使われてきて少しづつ低くなってきていた畔なので、これを機に全面改修しようと思います。

恨めしや〜

田んぼの準備を始めねばと思いつつも早一ヶ月。
猪が大暴れしてくれてました(−_−#)

水路が全く見えません。

こちらは、完全に畔を崩されてます囧rz

1週間前に見に来た時は畔の外側をちょっと ほじってるかといった程度だったのですが、たった!たったの一週間でここまでやるか?!といった現状です。

とにかく水路を復旧しないと田んぼに水が溜まってしまうので、水路をホジホジしました。

今日の作業は日暮れを迎えとりあえず ここまでとしましたが、こりゃ結構時間がかかりそうです…。
ここ明日香に限らず、どこでも里山での獣害は極めて重大な問題になっています。
山の中に餌となる野菜をおけばいいと言われますが、なかなかどうして それはそれで大変です。
人が招いた現実とはいえ 困ったものです。
ま、明日はも一つ頑張ろかいな。


その横で、虚しく佇む捕獲用の檻。
猪も生きるのに一生懸命です。

ぬっくい2月1日

驚くほど暖かい一日でした。

いつも腐葉土を採りに入る裏山は、木漏れ日がとても心地良く子供達の遊び場にうってつけの環境でした。
長女が見に来てと言うので、仕事の手を止め山に登ってみると、子供達はそこにあるもので、思うままに遊んでいて、その遊び場のあまりもの出来の良さに、僕を呼びに来てくれたのでした。
いつもだったら、こんなんで呼ぶな!(ひどい?)と、言っているところですが、確かに良かった。しばし一緒になって遊んでいました。

日々 子供達の感受性の豊かさに驚かされます。
大人の経験で見る世界よりも、子供達の未経験で見る世界は刺激的で、どれもこれも興味を誘うものなのかなと思います。
葉っぱ一枚で必死に遊ぶ子供の姿は希望です。

harasawa FARM


同じ明日香村で炭素循環農法で農業をしている原澤君に人参葉を頂きました!

のらのわ耕舎では毎朝緑餌を鶏さんたちにあげていますが、今年は緑餌作りにやや失敗気味で…、まだ例年に比べ暖かい今年は畑の隅の野草を集めたり、伸びすぎた白菜をあげていましたが、やっぱり、こりゃ足りないな〜と思っていたある日。
用事で原澤君の圃場を訪ねると、切りたての人参葉の美しいこと!もうキラキラ輝いていて「こりゃ鶏達にあげねば!」と思い原澤君にお願いしたら「なんぼでも!」というわけで、さっそく鶏達にあげてみました〜。結果。たまごが美味しくなりました〜!これはもうharasawaFARMとのらのわ耕舎のコラボレーションや〜!的な結果が得れましたm(_ _)m
どうぞコラボレーションを御賞味ください。

harasawaFARMの人参は明日香村内の直売所と橿原市のよってって、あと、どの地区の店舗か分かりませんが阪急オアシスでお買い求め頂きます。
無農薬、無肥料で栽培された人参は苦味や臭みは一切無く、煮ても焼いてもとても美味しく食べていただけます。こちらも是非御賞味ください〜。

こちら炭素循環農法で栽培された人参の圃場です。

自然の力


のらのわ耕舎では、ジャガイモは デジマ と 普賢丸 の二品種を作っています。
こちらは春作の獲りこぼしの ジャガイモが健気に芽をだし子を作っていました。
やっぱり植え付けたのとは違い、だいぶと小ぶりです。
種を蒔き、苗を育てたたわけでもなく、野菜が自分で種を結び、発芽してできる野菜は農家の意に反して とても元気に育ちます。
農家失格かもしれませんが、こういうの良いなぁ〜と思います~_~;
旬ではない時に その野菜を頂く。
そのための技術やその土地の工夫は素晴らしいですが、放っておけば野菜は自分たちのいいタイミングで芽をだし育ち子を残す。
養鶏でも同じかなとおもいます。
うちでは蛋白やカロリーは計算しますが、鶏舎内に電気を点けたり空調することはしません。
そのため産卵率は季節によりばらつきますが、季節に応じ味に変化が生まれます。
大量安定生産が求められますが、いまはこれでいいのかな?と、ジャガイモを見て思いました。

かと思えば、隣のヤーコンが枯れ始めました。

収穫間近です!