のらのわ耕舎の鶏と野菜の良い関係

明日香村に鶏500羽と共に農業に向き合う農夫の日々

稲作12'はざかけ

本日、稲刈り一日目を終えました。
朝晩の冷気を浴びたお米は甘みを増し、刈り取りの敵期を知らせるかのように稲穂は黄金色に色付き、頭を垂れています。
のらのわ耕舎では、「はざかけ」という、天日に干して乾燥する方法をとっています。
この はざかけが、なかなかどうして。
大変です。機械乾燥すればこの苦労がありません。
でも、はざかけによって乾燥したお米は本当に美味しいです。
機械乾燥が半日〜一日のうちに終えてしまうことを、天候にもよりますが天日に当て約二週間ほどかけてゆっくり乾燥させます。
この二週間の間に茎に残る養分を穂に送り込むわけです。
とりあえず、一日目を終え、実感したことは、やっぱり大変だ!と いうこと。
コンバインを使ったら多分一日で終えられるところを、予定では、四日かけることになります。しかも、そこから脱穀調整で、やっと食べられるので、まだ三週間はかかるかな?

学校から帰ってきた長女も参加して家族五人ではざかけ。
こりゃ、幸せだ。
コンバインで刈って、油つかって米を乾かしてたらこんな良い時間は過ごせないね。
今には今のやり方がある。
年取って、今みたいに動けない時が来たら、その時はその時のやり方があるんだと思う。
物を持たない今はより多くのことを学ぶ時で、人が集い、言葉を交え、沢山の無駄を経験して、実体験を増やし、毎年、新しい発見を経験できるのかと思うと、ワクワクしてきます。

これが、我が家のスタートポール。