のらのわ耕舎の鶏と野菜の良い関係

明日香村に鶏500羽と共に農業に向き合う農夫の日々

け、毛、羽

暑い寒いの感じ方は人それぞれあると思いますが、動物を飼っている方なら誰しも一緒に居る動物の毛の生え変わりに季節を感じるのではないでしょうか。

のらのわ耕舎では当然のことながら動物と言えば鶏さん達になります。

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冬毛なのでモッフモフ。

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まとまると、見てるだけで暑苦しいほど…。

ちなみに、鳥類の毛の生え代わりは換羽(かんう)といい冬から夏へ、夏から冬へ季節の変わり目には必ず起こる自然な現象です。

養鶏農家にとって換羽は大事なことを見極める一つのポイントになります。

鶏はほぼ毎日卵を産んでくれます。これは同時に体内から大量のタンパク質を排出する行為でもあり、摂取するタンパクが足らない場合、床に有るはずの換羽で抜け落ちた羽がないのです。
羽はタンパク質でできているため、鶏がタンパク不足を感じていた場合 この羽を食べてタンパク質を補おうとするのです。
この状況を確認しておかないと、落ちている羽だけでなく、隣にいる鶏の羽まで直接ついばんでしまいます。
酷い時には背中や頭がツンツルテンなんてこともあります。

卵を産むには鶏が健全な状態であることがとても大事です。
飲み水の量、食べた餌の量、鶏の見た目、鶏の行動、そして羽の状態や床に落ちている羽の量などなど、あげればキリがありませんが、要は日々の鶏を見ていれば、ある程度のことは把握できるのです。

などと、偉そうなこと書いてますが、産卵が安定してきたのは本当にここ最近のことで6年目にしてやっとです。
過去最高に産んでくれています、どうぞご贔屓に( ´_ゝ`)

もひとつ我が家の季節の変わり目を感じる換羽がこちら⤵︎
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あんた、すっげーな。

まだまだ抜けそうでしたが、今日はこのくらいにしておきましょう。